就活のネクタイの柄、色はどうすればいい?

就職説明会や面接時に着用するネクタイ。スーツやシャツほどこだわりを持たれないかもしれませんが、皆一様に落ち着いた色のスーツで並ぶ中、ネクタイの存在感は相手に対する第一印象を決定づける重要なポイントとなります。ネクタイの色や柄、結び方、シャツとの合わせ方によってイメージが大きく違ってくるので、どんな印象をアピールしたいのかをよく考えて選びましょう。

就活にふさわしいネクタイの選び方

顔に近い位置に身につけるネクタイは、第一印象に関わってくる部分です。初めに目に入ってきた視覚的情報で、人柄や価値観を感覚的にとらえる面接官が多いと言われています。
例えば、知的イメージに結びつきやすいネイビー、信頼を感じさせるグレー、フレッシュなイメージならイエロー、優しい印象ならピンクなど。
極端に明るい原色は避け、スーツの色と馴染む色を選びましょう。
ただし、柄が入ったネクタイを選ぶ場合は、キャラクターものなどの奇抜なデザインは禁物です。また、太くて濃いストライプ柄や通常より細くデザインされたナロータイは公式なビジネスシーンには不向きですので、おすすめできません。基本、ネクタイの大剣の幅は、9cmです。
どんな色柄にするか悩んだときは、受験する企業のコーポレートカラーをさりげなく採り入れたデザインを選ぶなんてアイデアも。普段から親しみのある色だけに、面接官の印象に残ることもあるかもしれません。

就活に適したネクタイの結び方

スーツの着こなしは襟元で決まる、と言われるほど大事なV字ゾーン。
ネクタイとワイシャツ、ラベル(スーツの襟)がつくるV字ゾーンは着る人の個性を映し出す部分と言われています。
特に、ネクタイの結び目やシャツの襟との合わせ方は気を配りたい部分です。
曲がって締めていたり、襟との間に隙間ができていたりすると、だらしない印象を与えてしまいます。結び目は、人差し指で中心部分を押し込みながら、固くしっかりと締め上げ、きっちりとした印象に。

85通りもあるネクタイの結び方のうち、就活にはシャツの襟形を選ばない「プレーンノット」または「ダブルノット」というシンプルな結ぶ方が適しています。
ダブルノットはプレーンノットより巻く回数が一周多くなりますので、結び目にボリューム感を出るため上品な仕上がりになりますが、あまりふっくらさせ過ぎるとカジュアルな感じになってしまうので注意が必要です。
また、ワイシャツの首周り(襟周り)のサイズが合っていないと、ネクタイを締めた時に襟の形が歪んだり、うまく結び目を作れなくなるので、ワイシャツの首回りは、一番上のボタンを留めた状態で指2本が入る程度のサイズを目安に選びましょう。

採用面接での服装は、合否を左右する重要な要素。
面接官は、スーツの着こなしやネクタイの選び方、結び方などから社会人として適切かどうか、その企業や団体にふさわしいかどうかをチェックしているのです。
ネクタイひとつでも印象がかなり変わるので、自分が伝えたいイメージと今一度向き合ってネクタイを準備し臨むようにしましょう。

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